どんな時にどう替える?トイレの寿命や交換時期

皆さんは、トイレの交換について考えたことはありますか? 毎日使うトイレは、いつも清潔で気持ちの良い場所にしておきたいものです。しかし、毎日使うからこそトイレの交換は「いつすればいいのか」「どうやって交換するのか」「何に気を付ければいいのか」など、気になることも多々あるのではないでしょうか。


そこで今回は、トイレの交換についてその寿命や交換時期などをご紹介します。




■トイレ交換の理由と時期


トイレ交換の理由はさまざまですが、主に「トイレの経年劣化」と「高齢者の使いやすさや介護のしやすさを上げるため」の2つに分けられます。


これらの2つの視点から、トイレ交換の理由や時期についてご紹介します。


〇経年劣化で便器の交換を考える場合


実は、陶器製のトイレの便座の寿命は長く、100年はもつと言われています。地震などの災害で便器が割れることさえなければ、長年使うことも可能です。


ただし、タンクのあるトイレの場合、タンク内のボールタップやフロートバルブなどの部品は約7~10年、パッキンや配管なども20年前後で寿命を迎えます。また、壊れなくとも時間の経過によって使いづらくなることがあります。その他、トイレの経年劣化にまつわる便器交換の理由は以下のようなものがあります。


① 水漏れ


パッキンの劣化や外部からの衝撃によるひび割れが原因で起きます。放置するとひび割れが進行する場合があります。



② 水の流れの悪さ・異音


配管トラブルの可能性があり、放置すると便器から水があふれる場合もあります。



③ 黄ばみ・悪臭


寿命が長い陶器製の便器でも、長年の使用によるキズや溜まった汚れが黄ばみや悪臭の原因となる場合があります。また、便器のひびやキズは補修することができません。



④ 新機能が欲しい


節水機能・温水便座・自動洗浄機能・脱臭機能・タンクレスなど、高性能の新機種便器に替えることで、水道費・光熱費の削減や見た目・使いやすさ・掃除のしやすさなどの向上が期待できます。


これらが、代表的なトイレの経年劣化にまつわる便器交換の理由です。思い当たることがあれば業者に相談し、新しい便器への交換を検討するとよいでしょう。



〇トイレの介護リフォームを考える場合


ご年配のご家族がいるなど家庭内の安全に気を付けたい場合や、ご家族に介護が必要になった場合は、トイレのバリアフリー対策として介護リフォームを行うとよいでしょう。


・動きを考えたプランニングを


リフォームプランを考える際は、介護対象となる人が現在どの程度の動作が可能で、今後トイレをどのように使用することになるかを想定することが大切です。

その場合は、


自力でトイレの使用ができる

介助者と共に自力歩行で使用できる

車いすで自力走行できる

介助者と共に車いすで使用できる


など、可能な動作や介助者の必要有無によってリフォームの内容が変わります。




■トイレリフォームの参考アイデア



トイレリフォームの対象となるのは、便器はもちろんトイレ空間そのものです。便器については、「和式から洋式便器への変更」「便器の配置」「便座の高さ調整」「便器に求める機能」などが考慮するポイントとなります。


使いやすいトイレ空間を作るために、トイレ内での動作や、介護のために必要なスペースについても考えてみましょう。


また、トイレを安心して使えるようにリフォームするには、入口を大きく段差を少なくして出入りしやすくする、持ちやすい手すりをつけて転倒を防止するなど、バリアフリーの観点からもリフォーム内容を考えると良いでしょう。座ったまま手が届くように洗浄レバーやボタンの位置を変えたり、ヒートショック現象を予防するために暖房設備を追加したりと、可能な対策はさまざまです。


これらを参考にしつつ、ご家庭に合ったリフォーム内容は専門業者と相談するとよいでしょう。



大阪市守口市に拠点を構えるリフォームのマツバラは、北河内地域を中心に大阪府内全域で内装・外装リフォームを行っています。便器交換やトイレリフォームはもちろん、あらゆるご自宅のリフォームや修理についてのご相談が可能です。家についてのお困り事がありましたら、小さなことでも構いませんのでぜひお気軽にご連絡ください。