ライフスタイルの変化により、畳からフローリングへのリフォームを検討される方も多いことかと思います。その際、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょう。今回は畳からフローリングへのリフォームのコツをご紹介いたします。
■フローリングへ張り変えるメリットとは?
畳からフローリングへリフォームする際の何よりのメリットといえば、掃除が楽になるということ。またフローリングにすることで、畳で煩わされていたダニの悩みも解消できます。
ダニはアレルギーや喘息の原因になると言われており、ホコリや垢、食べカスなどを好みます。畳でダニの繁殖を防ぐには、毎日掃除機をかけたり、拭き掃除をすることが推奨されています。しかし共働きのご家庭などですと、なかなかそうした余裕もないでしょう。
フローリングでしたら畳と異なり、繊維と繊維の隙間にホコリやゴミが入り込むこともありません。食べこぼしやホコリもさっと拭き取ったり掃除機で簡単に吸えるため、いつでも清潔な状態を保つことができます。
また畳は摩擦などにより経年で劣化してしまったり、家具により傷みがち。紫外線の影響で色が抜けると、空間全体が古めかしい印象になってしまうのも悩ましいところです。
対してフローリングは、定期的なワックス掛け程度で、メンテナンスフリーに近いのが魅力です。さらに樹種が幅広く、木の色みや節の有無などでさまざまな表情を選ぶことができ、自分好みのインテリアをつくりやすいというメリットもあります。
■一方、フローリングのデメリットとは?
畳と比較した場合、フローリングにもデメリットはあります。
それは室内の湿度です。畳はイ草という植物からできているため、非常にすぐれた調湿性能をもっており、日本の高温多湿な気候にぴったりな床材として古くから使われてきました。
フローリング材にも調湿性能はありますが、畳よりは低いため、使う材によっては除湿が必要になる場合もあるでしょう。
また畳の中には空気が含まれているため、適度なクッション性があり、温かく感じるという特徴もあります。フローリング材に張り替える場合は、同じような暖かさを担保できる厚みにしたり、断熱材の採用などをあわせて考えたほうがよいケースもあります。
■知っておきたいフローリングの種類
そのフローリング材ですが、大きく分けて2種類あることを覚えておきましょう。
一つは、複層(合板)フローリングというもので、これは複数の薄い板を重ね合わせ、一番上に薄い木材や木目調シートを張ったものです。
もう一つは、無垢フローリング。丸太から切り出した自然の板です。
複層フローリングは安価で、耐久性があり、反りなどが起きにくいことがメリットとして挙げられます。
対して無垢フローリングの良さは、何と言っても自然の味わい。調湿性があり、梅雨など湿気の高い時期や乾燥しがちな冬場には室内の湿度を一定に保ってくれる効果が期待できます。ただこの調湿性ゆえに、季節によって乾燥収縮が起こり、反りが生じることはこころえておきましょう。
これらの特徴に加え、マンションの場合は管理規約の関係で使用できるフローリング材が決まってくるケースもありますので、気になる方はチェックしておくとよいでしょう。
フローリング材は複層・無垢を問わず価格帯が幅広く設定されています。また、固さ・色み・水への強さなど性能もさまざま。どれを選んでよいかわからないという方は、お気軽にご相談ください。
リフォームのマツバラでは、北河内地域を中心に大阪府全域で多くの内装・外装リフォームを手がけています。リフォームを成功させる一番の近道は、専門業者への早期の相談。ささいなことでも構いませんので、お気軽にリフォームのマツバラまでご連絡ください。